今回は「サットヴァ」について、お話しますね。
目次
「サットヴァ」って何?
「サットヴァ」っていうのは
「純粋性」って意味です。
「純粋性」って何?
「サットヴァ」っていうのは
「純粋性」って意味です。
普段の生活で
サットヴァを意識することは
心にとても良いんです。
今日は一緒に
「トリグナ」と
「ラジャス」と「タマス」
っていう言葉も覚えましょう♬
「トリグナ」は
「心を現す三つの性質」の事で
「体質を現す三つの性質」は
「トリドーシャ」
{ワータ・ピッタ・カパ}と
言います。
*「トリ」は「3」の事です。
それは「心の物差し」みたいなもの。
簡単に言うと
ラジャスは「動性や活性」
タマスは「惰性や停滞性や不活性」を
現します。
このタマスな状態が
深く長く続くと鬱(うつ)などの
「心の病」になります。
ワータとピッタに
影響するのが
「動く」ラジャス
カパに影響するのが
「停滞する」タマス
全部のドーシャが
整っているのが
「純粋な」サットヴァです。
ちょっと覚えにくいですね...笑
元々ここは
難しいところなんですけど
一番大切なところでもあります。
アーユルヴェーダは学問です。
難しい側面も、勿論あります。
ただ
学問とは言え
難しくて理解できないのであれば
学ぶ意味が無いので
今回は
詳しいところはがっつり省いて(笑)
思い切ってイメージだけを
今風に覚えましょう♬
自分がイライラしてる時や
不安な時には、ワータやピッタに
影響が出ています。
そんな時は
「あぁ、今ラジャってんなぁ...」
何だか気持ちが乗らなくて
ヤル気が出ない時は
カパに影響が出てますから
そんな時は
「あぁ、今タマってんな...」
そんな感じで良いと思います。笑
大切なのは…
大切なのは
今の自分の状態を
「いつでも客観的に診れる様になる事」
なんです。
サットヴァ・ラジャス・タマスは
そのための
「自分の心を測る物差し」
そんな風に
思ってもらえば良いかなと
思います。
物差し=「基準」を持つ
つまり
「本来の自分を知っている」ことで
心の揺らぎの大きさや状態を
客観視して把握することが出来れば
お医者様のように
自分で自分の心の揺らぎを
処置しやすくなりますよね♬
アーユルヴェーダでは
感情は
「表に直情的に出すもの」でも
「抑えるもの」でもなく
「理解するもの」と学びます。
サットヴァな、
つまり「純粋」な
本来のあなたらしい、
純粋で健康な心の状態になるように
持っていく。
そんな
「自分を理解する為の」物差し
必要ですよね。
「ラジャったら?」「タマったら?」
じゃあ…
心が揺らいでいる時
つまり
ラジャったり、タマったり
そんな時
純粋な自分に近づけるには
どうすれば良いのか?
ですよね。
実は皆さん毎日無意識の内に
サットヴァな状態を
必ず経験しているんです。
ここでクイズです♬
人が必ず無意識の内に
やっていることって何でしょう?
無意識に…
人が必ず無意識の内に
やっていること。
お解りですよね。
それは「呼吸」です。
息を「吐く」と「吸う」の間の
ほんの僅かな時間
人はサットヴァな状態だと
言われています。
無意識の内に
人は心を整える様に
出来ているのかも知れませんね。
ラジャったら
タマったら
先ずは大きく深呼吸
です♬
食べて心を整える。
あと、今日は
食べることで出来る
純粋に近づく方法も紹介しますね。
要は何を食べれば良いの?ですね。
答えはシンプルです。
「手作りのギー」「生ハチミツ」
「オーガニックミルク」
「完熟の甘い果物」
そして
「出来立ての新鮮なお食事」です。
ラジャスを増やすのが
発酵食品・アルコール・
カフェイン・刺激の強いもの
などです。
特に日本人の場合
ドーシャを診ることなく
末端の情報だけを拾って
発酵食品を摂り過ぎてる方が
多いです。
毎朝
味噌汁とお漬物と
納豆とキムチとヨーグルト…
ピッタの方
ピッタ増し増し…(泣)
その食品一つ一つ
決してダメじゃないんです。
ただ
量のバランスと
消化の時間を考えた方が良いかな...
ってことですね♬
バランスを考えて
偏らないお食事を心がけましょう。
で、タマスを増やすのが
レトルト食品・冷凍食品・
缶詰・新鮮でないもの・残り物
などです。
心の状態としては
ラジャスが増えれば
他人の事が気になり始めたり
タマスが増えれば
自分しか見えなくなってきたりします。
どちらにしても
自分では気が付かない内に
誰かを傷つけてしまうかも
知れませんから
できるだけ
純粋な自分の状態
つまり「サットヴァ」を
意識することは大事です。
今日のキーワードは
「心の物差し」
「サットヴァ」と「ラジャス」と「タマス」
です♬
2023.7.
「こころレシピ」KUNI